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推しと自分を推すのに忙しい!

IZ*ONEはどこへ向かうのか

というタイトルで始めますが、ここ数日で凄く色々と考えさせられたので、アイドルとはなんなのかという話になると思います。コスメの話が暫くできていなくてごめんなさい😭

私は文学部を卒業しているのですが、「文学を学んで何になるんだ」という内側からの圧は正直ありました。でも私は、誰かを救ったり、世界を救ったりするのは言葉だと思っています。ペンは剣よりも強し、大切な友達の大切な人達にもどうか届きますように。

 

 

 

ユジンさんが高校を中退したというニュースは私にとってとても衝撃でした。

お姉さんたちに入学式後サプライズをされて、嘘のない笑顔で笑うユジンの未来は明るいと疑う余地はどこにもありませんでした。カラシ色の制服を着たユジンを見るのはこれが最後になるなんて、誰が想像できたでしょう。お姉さんたちに卒業式にも来てもらい、同じように笑うユジンの姿の方がずっとずっとくっきりと見えました。

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多くのアイドルが通い卒業している高校なので、登校する事には重きを置いていないのだろうと容易に想像がつきましたし、だからこそ心底びっくりしました。

IZ*ONEの多忙さは誰が見ても明らかで、その理由は間違いなく日韓同じ熱量、異なる方法で行われる活動だと思います。

韓国のアイドルはカムバしたりワールドツアーしたり、そうでない時はそれらに向けた準備をしたりとにかく忙しいイメージがありますが、彼女達はそれさえも超越したフィールドにいるように感じます。

TWICEも日本人メンバーがいて、日本でも精力的に活動を行なっていますが、IZ*ONEがAKB系列のアイドルとしてカウントされる所以の握手会はやはりかなりの労力と時間を吸い上げるのだと思います。

 

ユジンが決めた事なら外野がとやかく言うのは違うな、と思いつつ、本当にそれでよかったのかな、と考えてしまいます。アイドルとして生きる以外の選択肢を与えるのが、大人の仕事ではないのかと。

韓国は学歴社会です。殆どのアイドルはスヌン(韓国のセンター試験)を応援する動画を毎年公開しますし、スヌン当日は国を挙げて受験生を応援します。試験に遅れそうな受験生を警察官がパトカーに乗せて会場に送り届けたというエピソードは毎年耳にするような気がします。受験生だけでなく周りの人達にとってもスヌンは一大イベントで、祈りを捧げたり会場の前で熱烈に応援したりしています。

2年程前、「脳がセクシー」、略して「뇌섹」という言葉が流行しました。よく名前が上がるのは、BTSのリーダーれぷもんさん。高いTOEICの点数とIQを持っている事は有名ですよね。あとEXIDのハニさん。最近はめっきり聞かなくなりましたが、これはアイドルの低年齢化と無関係ではないと思います。

私は97年1月生まれなのですが、seventeenのメンバーは私と同い年の子が人数としてはいちばん多く、3人が年上、半数が年下です。そしてプデュS2を境に、圧倒的に年下のアイドルが多くなったように感じます。最近デビューするグループには同い年さえあまりいません。

私自身年齢はオタクする時も普段も全く気にしない方で、むしろ年齢を理由に自分の行動を制限したり誰かを怪訝に思うような事はしないように気を付けているのですが、これにはちょっと異常なのではないかと危機感を覚えます。ウォニョンとX1のナムドヒョン君は中学生ですが、学校に行っている気配はありません。ユジンさんの事がありましたから、ウォニョンさんもきっと高校には進学しないでしょう。芦田愛菜さんと同い年の彼女は幼い頃からディズニー映画を見ていたとのことですが、両親は教育熱心だったのではないかと思います。幼い頃から字幕でディズニー映画を見るのが大好きで、海外に行った事がなくても全く遜色ない発音で英語のプレゼンをする同級生がいたのですが、彼女とウォニョンの姿がうっすら重なりました。

ひぃちゃんと奈子ちゃんも現在高校には行っていないですよね。TWICEのミサモちゃんたちみたいに高卒認定資格を取るのかな。本当に詳しくないのですが日本のアイドルは基本的には高校までは通い卒業するという風潮があるような気がして、宮脇咲良さんもそうだった筈。

教育は正義ではありません。それは私を何度も救ってくれたBUMP OF CHICKEN藤原基央さんが証明していると思います。私は中学校がそんなに好きではありませんでした。でもやはり、教育を受ける事で、その先の選択肢を増やす事ができたのだと思います。

昔テレビで卓球の平野美宇さんが小学校の同級生に、「卓球で忙しくてなかなか学校に行けない時、ノートを見せてくれて嬉しかった」と話している映像を見た事があります。またフィギュアスケート部に所属していた大学の同級生が小学生日本代表の合宿を手伝った時、選手同士が「小学校に行く時間も勿体無いからよく休む」と話していたと聞き、一緒に驚きました。世界レベルになると何故か良しとされてしまう教育の放棄、彼等同様韓国のアイドルはアスリートなんだなと今回再確認しました。

 

アイドルの低年齢化、教育の機会の減少。これによって利益を得るのは教育を受けてきた大人達であり、損益を被る可能性があるのは少年少女達であるという事はきちんと認識していなければならないと私は思います。

中学生、高校生から第一線で活躍するアイドルはもはや珍しくありません。seventeenは96ラインまでは卒業した2015年5月デビューなので、忙しさやスケジュールは今のIZ*ONEと比較すべきではないのかなと思います。

〈Q.SEVENTEENにとって青春とは〉
ウジ:今です。昔、青春は「学生時代」だと思っていましたが、僕たちにはそれがありません。だから学生生活というよりも、13人で生活して共に活動している今が青春です。

ホシ:大人になって振り返ったとき、残るものは SEVENTEEN、たったひとつだと思います。

ドギョム:SEVENTEENに捧げました。僕たちは学校生活を送れなかったんです。SEVENTEENになるための準備に全て捧げたからだと考えています。それが青春です。
ー Star1 At Style 5月号 より

彼等が練習生として青春を犠牲にしてきたこと、それ故彼等が歌う青春がより一層眩しく見えること、凄く良く分かります。だからこそうじくんの

学生時代を諦めたからCARATに出会えた。僕は後悔していません、むしろ感謝しています。でも、皆さんは絶対に勉強を諦めてはいけません。勉強は本当に大切なものだと思います。

という言葉の重みは心に残り続けています。うじくんが高校生が主人公のウェブドラマA-TEENと9-TEENのOSTを作成しただけでしんどいのに「いまこの瞬間が全てかもしれない」「今日の選択を後悔しないように自分を信じてみて」なんて贈られちゃったらさあ…うじくん好きだよ………

話がかなり逸れましたが、私は高校生活を「送れなかった」のと「送らなかった」のは違うと思うのです。敢えて明言しますが、私の意図する前者はseventeen、後者はユジンさんです。

 

混沌とするK-POP界、そしてスターシップ。ここで私が思うのは、本当にユジンの決断だったのだろうかという事です。「本人と両親の意思を尊重」という言葉が使われ、事務所はあくまでそれを尊重しただけで介在を匂わせない表現をされていましたが、果たしてそれは正しいのでしょうか。

もはや高校生をまるっと練習生に捧げる時代ではありません。おそらく各事務所の名もない練習生には、中学生だけでなく小学生までいるのでしょう。第一線での活躍と高校生活と重なるのであれば、利益の出る方を優先させたくなるのが大人です。しかもIZ*ONEとしてのアンユジンを消費できる時間は限られています。その後人気を保つ事ができるのかは誰にも分かりませんし、実際Wanna Oneメンバーも明暗が分かれています。その後の活動を保証し活躍の舞台を用意するのが事務所の仕事だと思いますが。

それぞれが期間限定グループを超える大スターになって欲しいと心の底から思っていますが、Wanna Oneのメンバーがこれから先、あのコチョクを超える景色を見る事はないのではないかとも思います。期間限定、S2の最高傑作、その他様々な要因が1つとなりWanna Oneは美しく終わりを迎えました。あれ今年の1月なんて信じられますか?私は信じられません。ライビュで死ぬ程泣いた。

ユジンが今しかないIZ*ONEに専念したいと決めた事ならいいんです。でも、今を、IZ*ONEのアンユジン を搾取しようする大人が一人もいないとは思えない。彼女と両親がイエスを出さざるを得ない状況を作り出す事なんて容易でしょう。でもユジンはIZ*ONEのユジンでない人生の方が長いんです。それを理解してユジンを、そしてウォニョンを守る事のできる大人はいるのでしょうか。最近K-POP界の、事務所の大きな力を前に非力になってしまう事が多くて、そんなところまで深く深く考えてしまいました。

そしてこの件がK-POP界に与える影響は、案外大きいと思います。ウォニョン、そしてナムドはきっとユジンと同じ選択をするでしょう。アイドルのスタンダードが「カラシ高校に通う」事から「スクーリング」に転換する時期もさほど遠くないように思います。

 

中学2年生の時のAKB48の総選挙は前田敦子さんと大島優子さんの一騎打ちでした。恋愛禁止の彼女達が次々と卒業し、神7の約半数が今では結婚しているなんてあの頃の誰が想像できたでしょう。未来はそれだけ予測できないけれど、どうか彼女には花道を歩き続けて欲しい。

ユジンは賢く気配りのできる子です。この先この事について自ら発する事はないでしょう。それでもあの笑顔だけは絶対に守らないといけない。

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明確な終わりがあるという事は寧ろ、いつか来る「その時」に怯えるよりも幸せなのではないかという事は、Wanna Oneが過去になってからずっとなんとなく考えていたのですが、それは応援する側だけでなく、本人達にもそうなのかもしれないとふと思いました。その先に自由が待っているかどうかさえ大人の力が働くような世界だけれど、「とりあえずここまで頑張ろう」という指標があるということは、永遠に頑張ろうとするよりも救いがあるように思います。

 

さあ!次は可愛いの話を書くぞ~!連日の激重アイドル論、読んで下さった方ありがとうございます。またカワイイファクトリーに来てくださったら嬉しいです。それでは!

 

私が言いたいことはすべてこちらに書いて下さっているので!勝手ながら引用させていただきます。

www.neko-kara.com

また、SEVENTEENの学生時代についてのインタビューは、こちらの訳をお借りしました。

https://privatter.net/p/2809194