2019年とフェミニズム
こんにちは!
今日は台湾から少し離れて、少し真面目なブログを書きたいと思います。
私はフェミニストです。普段から公言しているわけではありませんが、大学の講義でその名前を知ってとても救われた気持ちを忘れずにいたいなと思い、節々で言葉にしています。卒論もフランスの女子教育について書いたな〜。
メイクや可愛いものが好きな私がフェミニストであるということ、なんだか少し違和感があるかもしれません。私は自分の可愛いを自分で決めたいし、自分を誰かに消費されるのがとても嫌なんですよね。いつかきちんと言語化したいです。人生の目標。
さて、2019年はフェミニズムが話題になったと個人的に思っています。その中でも私が何度も読み返した記事や言葉を、これから先ふと思い立った時に読み返せるように書き残しておきます。みなさんとも共有できたら嬉しいです。
東大入学式祝辞
私が2019年心動かされた言葉は圧倒的にこれです。上野千鶴子さんって賛否両論ある人ではあるようなんですが、この祝辞は本当に素晴らしかった。セブチが載っていたseventeenに、女子高生との対談で招かれていたのも印象的です。さよならミニスカートのりぼんでの連載もありますし、集英社、かなりナイスだなと思っています。りぼんっ子だったのが誇らしい。
何度も何度も読み返して、その本質は何だろうかと考えました。みなさんもネットのニュースで一度は目にしたのではないでしょうか?一生かけて読み解きたい言葉に出会えたこと、とても幸せに思います。よかったらみなさんも全文読み返してみて下さい。
その中から、特に私が大事にしていきたいなと感じた部分を引用しながら紹介します。
可愛いとはなにか
ブログタイトルにも使わせてもらっている「可愛い」という言葉は、kawaii若くはcawaiiとして海外でも使われています。日本のカルチャー、カワイイは定義がむずかしいですが、この言葉になんとなくですが納得しました。
女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。ところで「かわいい」とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています。だから女子は、自分が成績がいいことや、東大生であることを隠そうとするのです。
可愛いという価値は弱さの保証を含んでいるという言葉に妙に納得。たしかにしろたんに自分の立場を脅かされる事はないもんね。
東大女子が東大生であることを隠すというのもなんだかわかる気がします。努力、学ぶ意思、学べる環境、その成果としての学歴は性別関係なくきちんと評価されるべきだと思います。
だいじなこと
誰か1人でも心を動かせるような言葉を紡ぎたい、うじくんのように言葉を大切にしてみたいという思いでブログを始めた私は、この言葉を生涯大切にしていきたいと思いました。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。
だれかを助けるためにその頑張りを使うという考え、とてもいいなと思いました。
back numberのだいじなこと、大好きな曲です。花束の続編と言われていますが、
うれしい事も楽しい事も
明日へ持っては行けないのなら
さびしい事も悲しい事も
昨日に置いてこられたらいいのになぁ
という部分、BUMPのHAPPYの
悲しみは消えるというなら
喜びだってそういうものだろう
と通ずる部分があると思っています。いっくんBUMPのファンだもんね。
つよさとはなにか
フェミニズムとはなにか、全てがこの言葉に凝縮されていると思っています。
女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。
私は男性になりたいわけではなく、女性としての私を尊重されたいんですよね。これはフェミニズムだけではなく、一般的に弱者と強者で分類されてしまう全ての事象に当てはまると思っています。弱者の反撃、BUMP OF CHICKENじゃん〜!!!
少女を消費しない
山ちゃんさんとの結婚が話題になって割とすぐ出たこの記事、あんまりにもよくて、蒼井優さんの事が大好きになってしまいました。そもそもオタクだなんて知らなかった!親近感がすごい!!!
https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/angermook1
脱がないということ
私が日本の女の子のアイドルにどうしても苦手意識を持ってしまうのは、脱ぐからです。実はこれに気付いたの、今年IZ*ONEについて考えているときなんです。
勿論その美しさにははっと息を飲むものがあるし、若いからこそ輝くその瞬間を残すという意味もあること、理解しています。でも写真集の出版や雑誌の表紙に際してあまりにも簡単に脱いでしまうから、本当にそれでいいの?と思っていました。私だったらやだなあと。
脱ぐか脱がないかというのは日韓アイドルの差でもあるというのは、ウォニョみるを見ていて思いました。みるるんの写真集を持ってるニョンが空港で撮られたときちょっと話題になったよね。みるるんがIZ*ONEになっていたらぜったいにこういったコンセプトの写真集は出さなかったと思うんですよ。
まあウォニョみる大好きなんですけど!!!ノムノムノム赤は最高だったし好きになっちゃうだろう?のみるパートをニョンが担当してるのアツ過ぎるよ😭
落ち込む君に僕は、、
— 白間 美瑠 (@shiromiru36) 2019年7月24日
ウォニョン😭😭😭
私はAKB世代なので、アイドルに対してポニーテールとシュシュで水着で踊るPVのイメージがどうしても強いんですよね。
みゃおがいる😭😭😭
海辺で踊るという同じシチュエーションの比較でとても分かりやすいのは、TWICEのDance The Night Awayだと思います。確かに露出は多いんですけど、ショートパンツスタイルで、決して水着や下着姿にはならないというのが固く守られているように思います。
少女を消費しない
さて、前置きがとても長くなってしまいましたが、私が一番IZ*ONEを重ねたのはここです。
蒼井:自分も経験がありますが、若いうちは周りの「こういう姿を見せてほしい」という期待に全力で応えてしまうんですよね。
私はそのモヤモヤをケアしてくれる大人に出会えましたが、期待に応えすぎて潰れてきた子たちもたくさん見てきて。
単純に「肌を露出させない」とか「水着を着せない」とか、そういうことじゃないんです。「消費」っていうのは。
たとえばの話なんですが、奈子ちゃんはこのままHKTで活動していたらグラビア要員だったと思うんですよ。彼女はIZ*ONEの中で最も日本のアイドルの容姿、相手を絶対におびやかさないという保証としての可愛いを持ち合わせているので。
そのほかのメンバーも、IZ*ONEとして求められたらある程度応えてしまうと思うんですよね。
だからこそ、ラビアンローズは衝撃でした。一切脱がず、少女へのリスペクトをこんなにも感じるアイドルが存在できるのかと。IZ*ONEは少なくとも活動期間を終えるまでは脱がないという安心感がどこかにあります。
私が感じていた、日本の女性アイドルに対する「消費されている」感覚はどうしてもぬぐえなくて。IZ*ONEに出会って、IZ*ONEだけでなく彼女たちに向き合う大人たちの姿勢にも惚れ込んで、今日まで応援している部分は間違いなくあります。
確かに韓国のアイドルってとんでもないスケジュールで大人の消費物のように感じてしまう部分も持ち合わせているんですよ。でも、個人に対するリスペクト、個性を生かす意欲、可愛さや美しさに向きあう製作者の最高傑作としてのカムバックには消費物という印象を感じることは全くないんですよね。それがかえって危険でもあるんですけれど。
特にこの対話にはハッとしました。
蒼井:私、水着反対派じゃないんで。「少女が傷つく」ってそのレベルじゃないんですよ。もっと複雑だから。
菊池:そうそう、女の子が引っかかるポイントは布の分量だけじゃない。服を着せればいいって問題じゃない。肌を露出することであらわれる10代の輝きもあるし、足の綺麗さを武器にしている子は美しく見せていってほしいし。
消費と布の分量はイコールではない、それに気が付いている大人がいること、彼女たちにプロデュースされるアイドルがいるということ、なんと素晴らしいことか。
韓国のアイドルって、確かに露出はするんですよ。ウォニョンなんてめちゃくちゃ足だすし、ひいちゃんだってお腹出すし。でもそうじゃないんですよ。結局は本人がどう思っているかなんですが、見ていていやらしくないというか、内側からの自信を伴う美というか。人間離れしたウォニョンの美脚は、努力の賜物ひいちゃんの腹筋は美しくて、本人にその美しさを見せたいという意志があるならばどんどん出していって欲しいと思います。
なんだかまとまらなくなってしまったけれど、少女が消費されなかったということは、いつか少女がアイドルではなくなったときに大事な記憶として生きていくのではないかなと思います。
今年はフェミニズムについて沢山読みたい本があったのに、なかなか時間を作れず読めなかったことが心残りです。2020年は自分の時間を自分の勉強に費やす1年にするぞ!それでは!
JBJ95のライブ、とても素敵な空間でした。布教したいのでブログに書きます!!!
チョアヘ生で見られて嬉しかった。
back numberのクリスマスソング、嵐のLove so sweet、髭男のPretenderをそれぞれの講演で披露してくれたんですが、オタク出身アイドル本当にすごくないですか?私はIZ*ONEのフライングゲットを見たいという思いがより一層強くなりました(ずっと言ってる)。もちろんウォニョンセンターで‼️😭
一部動画・お写真お借りしました!