皮肉なla vie en rose
先日のMAMAに、IZ*ONEは出演できませんでした。
発表があった際は悲しみの方が大きくて気付けませんでしたが、これはすなわち賞を取る権利が無くなったということでした。IZ*ONE、そしてX1は2019年、音楽番組における賞を獲る事が出来ないだろうと容易に想像されます。X1に関しては、Wanna Oneを超える勢いで駆け出したにも関わらず、たった一度しかない新人賞のチャンスをおそらく掴めません。12人の少女と11人の少年は受賞に十分過ぎる功績がありながらもそれが許されない騒動に巻き込まれています。驚くことにそれぞれ5人が高校生、1人が中学生です。
韓国の豪華絢爛な授賞式はその年の活動の集大成とも言えるもので、ファンを巻き込みながら展開されます。この競争におけるファンダムの結束力は凄い、裏を返せば、競争から離脱するということはファンの熱が分散するということです。あくまで賞は評価の1つの物差しで、全てではありません。戴冠されなかったとしても、一人一人がきちんと輝いているという事実は変わりません。しかし韓国アイドル界は賞が全てと言っても過言ではないような体系を持つ産業です。
少なくとも私は1人のWIZ*ONEとして、彼女たちには花道だけを歩いて欲しいという想いでブログを書いています。
- IZ*ONEを忘れるな
- IZ*ONEとla vie en rose
- IZ*ONEとご機嫌サヨナラ
- IZ*ONEとVioleta
- IZ*ONEとairplane
- IZ*ONEとFIESTA
- IZ*ONEを諦めるな
IZ*ONEを忘れるな
このままだとまずい、と思います。大袈裟ではなく真剣に、このままだと世界がIZ*ONEを忘れてしまいます。
彼女達がいまなにを思い、なにをしているのか分からないというのはとても辛い。こういう時に必要なのが、学校を含む、彼女達をアイドルとしてではなく女の子として扱う場所ではないかと思います。たった1ヶ月で世界は変わります。ユジンの決断は自分自身のものだったのか、疑問は残るばかりです。
hiro-kawaiifactory.hatenablog.com
あんなに毎日会えていたのに突然会えなくなったから、12人揃っているこの写真を見ただけでちょっぴり泣いてしまいました。bisの英断には頭が上がらないと同時に、これまで私をがっかりさせる事の多かった、彼女達が日韓で異なるプロデュースを受けているという事実に救われたと感じました。
12人へのリスペクトを感じられるbisのスタイリングがとても好きです。
IZ*ONEを忘れるな、以下は彼女達の大切な歌と重ねた、WIZ*ONEとそうでない人へのメッセージです。
IZ*ONEとla vie en rose
伝説の幕開けラビアンローズ 。一人一人にきちんと焦点を当て、内に秘めた強さが引き出されたPVが大好きです。
セブチにしろアイズワンにしろ、全く知らない友達に動画を見せるとまず言われるのが「全員同じ顔に見える」なのですが、私はむしろ日本のアイドルの方が全員同じ顔に見えてしまうんですよね。優劣をつけるつもりはありませんが、あくまで私は韓国のアイドルにより一人一人の個性を引き出そうとする意欲を感じますし、私のスタイルに合っています。さくなこひぃを見ていると特に思いますね〜。群の日本と個の韓国というのが私の日韓アイドル観を最も形容する言葉です。
ユニゾンの使われ方にとても納得したこちらのブログ、引用失礼します!
「薔薇色の人生」と訳されるla vie en roseですが、en roseで使われる形容詞のroseには本来「薔薇色の」という意味はありません。おそらく、意図して名詞のroseと意味を混同している。ロゼワインから連想されるような「ピンク色の」と意味をとるのが一般的で、ピンクのバラは rose rose、赤いバラはrosd rougeです(フランス語は形容詞が名詞の後にきます)。
빨갛게 물들여 지금 이 시간
紅く染まるこの時
のウォニョンパートから始まり、紅い薔薇を連想するフレーズが繰り返し登場するこの曲の忠実な意味が「ピンク色の人生」というのは、ウォニョンと咲良が異なるピンクを背負っているという事実と無関係ではないと思うのです。そこまで計算していたとしたと思いますか?私はあり得ない話ではないと思います。
薔薇色ピンク色どちらにせよ、彼女達の運命を示すようなこの曲が、1年経ってこんな皮肉を謳うとは想像もしませんでした。
大好きなウンビちゃんパート
언제든 깨어날 수 있게
いつだって目覚められるように
내가 불러 줄게
私が呼んであげるから
IZ*ONEがいつだって目覚められるように、いま何ができるでしょうか。私は書く事を選びます。
IZ*ONEとご機嫌サヨナラ
ご機嫌サヨナラに関しては7月からず〜〜〜っと書きかけの歌詞考察がある…完成させたい………
どんなに どんなに
愛し合っていても
突然に 突然に 関係終わるものね
で始まるご機嫌サヨナラは、今聴くとどうしようも無く切ないです。でも聴く。
韓国語verの方が個人的に好きでよく聴くのですが、チェヨンが翻案した歌詞もグッときます。
우리를 기다리는
私たちを待つ
그 끝이 다가온대도 슬퍼하진 마
その果てが近づいて来るとしても悲しまないで
初めから定められた「その果て」に向かって燃え尽きていくIZ*ONE、でもそれにはまだ早過ぎる。限られた時観を無駄にして欲しくない。このままじゃご機嫌にサヨナラなんて言えません。
IZ*ONEとVioleta
二度目の韓国カムバ、IZ*ONEの新たな魅力が花を咲かせました。新卒オタクに染みたな〜。
화려한 조명보다 더
キラキラした照明より
널 향한 빛으로 더
君が放つ光がすき
元々大好きなユリパートが、いまは刺さるようです。ここ、韓国語版ご機嫌サヨナラの冒頭
내 맘에 한 줄기
私の心に一筋
빛이 들어오길 바랬어
光が差し込むように願ってた
ともリンクするように思うんですよね。この後のairplaneもそうですが、IZ*ONEは一貫して「貴方がいればそれでいいよ」というメッセージを私達に投げかけてくれているように思います。
IZ*ONEとairplane
デフィが作ったこの曲、大絶賛を受けていてデフィペンでWIZ*ONEの私は世界に感謝しています。
なんで飛行機、というのは自分では答えを出せなかったのですが、ある方が呟いていた「空の上(=IZ*ONEとしてデビュー)まで飛んでいける、でも目的地(=その日)が来たら飛行機は着陸する」という解釈で心の底から納得したのと同時にデフィは本物の天才だなと思いました。
キラキラアイドルのメロディと振り付けに見えて、すべてのフレーズにデフィの思いが詰まっているようなこの曲の中での極め付けは最後のミンジュパート
우리 함께라면 난 어디든지 좋아
二人一緒なら私、どこだって構わない
IZ*ONEの「どこだって構わない」に伴う「未来のどこか」は、Wanna Oneのデフィがもう見ることはできない「過去のどこか」です。皮肉で美しい。
ioiのウジ 、IZ*ONEのデフィ、アイドルがアイドルに贈る歌はやはり桁違いに本気度が感じられて好きだなあ。
IZ*ONEとFIESTA
ここで立ち返る、ピンク。0:10〜辺りの花開く瞬間が好きで何度も巻き戻しました。ここ、アッキンダのパフォチバージョンを思い出したな。よく見たらピンクと赤の薔薇がありますね。
FIESTA!
私の心に太陽をぐっと飲み込んだまま
永遠に熱く沈まないよ。
永遠に熱く沈まない太陽と、永遠に終わらないIZ*ONEは、この世界のどこにも存在しません。でも少しの間夢を見たい、もう一度輝け、IZ*ONE。
IZ*ONEを諦めるな
私が最も危惧しているのは、大人が既にIZ*ONEの事を諦めてしまっているのではないかという事です。社会におけるIZ*ONEのイメージは完全に払拭できないとなると、「次」を考えるでしょう。
IZ*ONEは大人に囲まれてその世界を1年生き抜いてきた、賢く自分たちを俯瞰する事のできる少女です。この状況に何も感じないわけがない。私はIZ*ONE本人達がIZ*ONEである事を諦めないで欲しいと強く強く思います。
はじめてのフルアルバム、I was、I am、I willの3形態で最も意味を含んでいたのは言うまでもなくI willでしょう。
誰一人として、プデュ48が、ラビアンローズが、ビオレッタが、「あのときがピークだったな」なんて思って欲しくない。12人の瞳は、I wasでもI amでもなく、I willを映すためにある筈です。
現在IZ*ONEの活動再開日として囁かれているのは1月21日、アイズワンの日です。待ちわびているウィズワンには遅過ぎますし、年末音楽番組での披露を逃した事、彼女達のカムバスケジュールがずれ始めたという視点からもこれは大損害です。日本で曲を出していてもおかしくない頃です。
どうしてこうなってしまったのか、こんなの悪い夢だと言って欲しい。でも大好きなIZ*ONEがもう一度笑うために、IZ*ONEを諦めません。
パフォチバージョンのアッキンダはこちら。手遊びは0:12〜ですが見所は完全に1:01〜のじょっしゅwwww
[Special Video] SEVENTEEN - 아낀다 (Adore U) Performance Ver.
全員顔が若いなと思ったのと同時に、この頃のほしくん今よりも鋭い表情をしていて心をえぐられました。怒涛のプロモーションと毎日変わる振り入れを同時並行していたんだもんな。ほしくんいい意味で丸くなったんだろうな〜。
4周年までこんな動画をとっておいた事務所は凄いなと心から感心した記憶(笑) 私なら我慢できずにどこかで出してしまう(笑)
[SPECIAL VIDEO] SEVENTEEN(세븐틴) - 아낀다 SEVENTEEN 4TH ANNIVERSARY Ver.
最近は周知の事実になって「自主制作グループ」と紹介される機会が減っているように思うけれど、私が彼等に興味を持ったのは間違いなく、「ホシウジコンビの作る」世界でした。
一部訳お借りしました!